さらに現代的な問題をまとめた邦訳書としてはブラッド・ロバーツのこれが優れておりますね。
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戦略論ではないですが「核兵器は有用か、それとも無用か」というタブーなき議論の典型的なものとしては、ウォルツとセーガンのこれを忘れてはなりません。
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次はテクノロジーやRMAに特化したものを。やや変わったところですが現在RANDにいらっしゃる藤田氏のこれは戦略論的にミスリーディングなタイトルですが中身はとても興味深いものです。
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RMAに関して日本語で読めるものとしてはこれが最高峰ですかね。マーレーらが編纂した論文集。
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次は「新しい戦争」に関する議論をまとめたもの。まずは冷戦後にすぐ内戦が世界各地で発生したことを踏まえてまとめたカルドーのもの。中古の価格がいつの間にか上がってますね。
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NATO軍の高官まで務めたルパート・スミスのものも必読。戦争の様相が劇的に変わったとして「人間(じんかん)戦争」(war amongst the people)を提唱して話題になったが、実際に会って話してみるとかなりクラウゼヴィッツ派。
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本書でクラウゼヴィッツを否定したことで話題になったクレフェルトの話題作。出版したらすぐに湾岸戦争が始まりこの本の「非三位一体戦争」の主張がいきなり否定されたと感じてがっかりしたというエピソードが興味深いが実際に90年代は彼の予測した世界が出現。
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同じくハワードの弟子の一人であるコーカーによる「戦争の進化」についての本。短くて読みやすく印象的なエピソードも多い(ビデオゲームの話など)が、扱われている議論がかなり高度なので難解に感じる人が多いかも。私の訳で最近出ました。
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同じく「新しい戦争」関連の議論で忘れてはならないのはフリードマンによる拙訳本。主なテーマは「次の戦争を人間はどう予測してきたか」というはずなのに、真ん中の第二部ではひたすら90年代のアフリカなどでの内戦の様相に焦点を当てた凄まじい中身に。
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こちらは第一次世界大戦を専門とした歴史家マクミランによる最近出たエッセイ集。戦争は予想以上に人類の生活に身近であることを様々な側面から語る。翻訳がやや雑なのが残念。
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AIや無人機など、最新兵器が戦争に影響を与えることを論じたものとしては、邦訳されているものでは以下の二冊の質が高い。まずは『無人の兵団』
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情報がやや古くなってしまった部分はありますが、日本の元テレビマンによる以下の本も秀逸。
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日本人が書いたシーパワー論としてはこれが素晴らしい。マハンやコーベットのシーパワー論を補完・発展させる形で「制海」「戦力投射」「領域拒否」という枠組みを使いながら主な海洋国の戦略や態勢を評価。かなり学術的。
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米海大の「ワイリー記念教授」であるホームズによる海軍士官向けの入門書。マハンやコーベットを批判的に検証しつつ、海軍の役割は戦いだけでなく外交にもあるという幅広い議論を展開。訳者の解説も自身のエピソードを交えて読みごたえあり。
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今度はまた戦略論に関する入門書。読んでいただければわかるが、いかにこの分野での「名著」が翻訳されていないのかがよく分かる。
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