立教大学経営学部教授。企業・組織における人材開発・組織開発を研究している。博士(人間科学)。経営学習研究所 理事、NPO法人カタリバ理事など。
法政大学の梅崎修先生、田澤実先生の『大学生の内定獲得』を読み始めています。この領域で長く読まれる研究書になるのではないかと思いました。就職、採用関係の研究をなさっている方、おすすめです。 amazon.co.jp/...
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『リフレクション入門』(坂田哲人、中田正弘、村井尚子、矢野博之、山辺恵理子 著、学文社、2019年)ついに発刊されたそうです。おめでとうございます!おすすめの一冊! amazon.co.jp/...
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(1)東畑 開人 (著)「野の医者は笑う: 心の治療とは何か?」読了。「野の医者」とは「医学の体系とは一線を画し、しかしながら、心の癒やしを提供するスピリチャルなヒーラー」のこと。amazon.co.jp/...
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(4)著者によれば、沖縄には「野の医者」が多い、という。沖縄に「野の医者」が多い理由は、彼らがかつては「傷ついた経験」があるからだ。ユングの言葉だとされる「傷ついた治療者」という、印象的だった。めちゃめちゃ面白い。amazon.co.jp/...
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(1)Indivisual(個人:In+divisual)とは「これ以上わけられない」ということを意味する。この「近代の発明」といえる「概念」である「個人」に対して、著者は「分人」というアイデアを提案する。amazon.co.jp/...
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(2)分人とは、個人が置かれている社会的コンテキストにおいて発現する「部分的な自己」のこと。自己論の文脈からいえば、いわゆる「多元的自己」そのものになるのだろう。amazon.co.jp/...
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(3)「分人」にしても「多元的自己」にしても、そのアイデアに共感しつつも、すこしだけ「疑念」も感じる。ひとは、本当に、「分かれゆく自己」「多軸に展開するバラバラの自己」という「カケラ」に、本当に耐え得るのだろうか。 amazon.co.jp/...
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(1)「<ヤンチャな子ら>のエスノグラフィー ヤンキーの生活世界を描き出す」(知念渉著)読了。著者が、ある高校で3年間<ヤンチャな子ら>と過ごし、その後も、彼らを追跡して、彼らの高校における生活、教育領域から仕事領域へのトランジションを描き出した労作。amazon.co.jp/...
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(2)特に興味深かったのは、「ヤンチャな子ら」の中の「その後」のトランジションも、実は、ひとくくりにできるのではないこと。親の代から地元に根ざし、人脈がある「ヤンチャな子」は、紆余曲折はへつつも、安定的な職をえて、家庭をもつことができる。amazon.co.jp/...
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(3)一方、社会的人脈が何らかの理由で欠けている「ヤンチャな子ら」のその後は、追跡ができない結果を迎えることが多い。社会的人脈がもつトランジションへの効果を考えさせられた。面白い本でした。「<ヤンチャな子ら>のエスノグラフィー」 amazon.co.jp/...
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(5)もし自分自身が人生史を書くのだとしたら、「いつの時代のことを書くのか?」を考えながら読んでいた。僕の場合なら、きっと、高校以降の記述、上京してからの記述が多いのかなと思う。人生史か・・・僕も、いつか書くのだろうか。amazon.co.jp/...
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(1)【ナラティブアプローチと当事者研究とオープンダイアローグは、何が同じで、何が異なるのか?】書評「ナラティヴと共同性 ―自助グループ・当事者研究・オープンダイアローグ」 amazon.co.jp/...
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(5)ナラティブアプローチとは「物語」という言語をもとに、社会現象(対象)に迫ります。社会のなかには、どのような物語が支配的なのか。物語は、人々をいかに束縛し、物事がどのように組織化されているのか。これらの観点から、社会を読み解くアプローチが普及してきました。amazon.co.jp/...
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(6)本書「ナラティブと共同性」は、野口裕二先生が前著より書きためてきた、様々なナラティブに関する論考をまとめた論文集です。社会構成主義、ナラティブアプローチについて、野口先生ほど明晰に、かつ的確にわかりやすく紹介している例は希有かと思います。amazon.co.jp/...
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(1)盟友・溝上慎一さんの著書「自己形成の心理学」を再読。「他者と出会うことで、ひとは自己を確立する」という命題を、赤ちゃん学・サル学などの関連諸科学、エリクソン心理学、ピアジェ心理学、近年の青年心理学、対話型自己論などの知見から解き明かした研究書。amazon.co.jp/...
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(3)本書には「マンゴーと手榴弾」「プリンとクワガタ」「ココアとタバコ」と題された章がある。章のタイトルが、なぜ、このようなものになっているかは、読書の愉しみとして、ここでは明かさない。人々が経験する「やり場のないリアル」を感じる。amazon.co.jp/...
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北村英哉・唐沢穣著「偏見や差別はなぜ起こる」読了。女性、外国人などへの差別や偏見が起こる心理メカニズムに関する膨大な先行研究を整理。勉強になった。高齢者差別として「エイジズム」という言葉があることを知る。人生100年時代、エイジズムと社会はいかに向き合うのか。amazon.co.jp/...
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(1)「社会学はどこから来てどこへ行くのか」読了。岸政彦さん、北田暁大さん、筒井淳也さん、稲葉振一郎さんら気鋭の社会学者が、社会学の「来し方」と「これからを」対談した本。amazon.co.jp/...
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(2)また、人文科学の縮減が叫ばれている中で、アメリカ社会学は衰退の一途をたどっているが、日本は奇跡的にポストが失われていない、という話は、興味深かった。そうか、そこまで、危機が迫っているのか。「社会学はどこから来てどこへ行くのか」amazon.co.jp/...
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(3)現在の社会学は質的研究がメインストリームになってきている、という話に隔世の感を覚えた。量的研究は、経済学パラダイムに地盤を明け渡しつつあるということなのかもしれない。このあたりの危機は、今年の経営学系の学会で、気鋭の研究者と議論したことを思いだした。 amazon.co.jp/...
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新刊「残業学ー明日からどう働くか、どう働いてもらうのか?」重版御礼! 残業はなぜ生まれるのか? 残業をいかに抑制するのか? そして、その先にはどのようなメリットがもたらされるのか? 2万5000人のデータから読みとく「残業の科学」、どうぞご笑覧くださいませ! amazon.co.jp/...
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新刊「残業学」のKindle版が刊行されました! いかに残業を抑制すればいいのか? 2万人を超える大規模調査の知見とエビデンスにもとづく処方箋を具体的に提案しています! どうぞご笑覧くださいませ! amazon.co.jp/...
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新刊「残業学」のうち「残業麻痺」に関する章の一部がダイヤモンドオンラインで公開されました。どうぞご笑覧くださいませ!新刊「残業学」amazon.co.jp/... >月60時間以上の残業で幸福感が上がる「残業麻痺」に潰される人々 | diamond.jp/...
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「心の中のブラインドスポット」(Banaji. M. R. And Greenwald, A. G.著)読了。ひとは思っているほど、自分が見えない。自らに潜む認知のブラインドスポットを心理学実験をとおして、これでもか、と論じる。「潜在連合テストの開発」の開発秘話としても読める。面白い。amazon.co.jp/...
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(1)アタッチメント理論といえば、これまで僕は「乳幼児期の親との愛着に関する理論」かと思っていた。しかし、本書によれば、それは生涯続くものであることを学んだ(青年期・老年期の研究は数は少ない)。数井みゆき・遠藤利彦(2003)アタッチメント. ミネルヴァ書房 amazon.co.jp/...
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(2)アタッチメントとは、自分の周囲に生じる危機・恐れ・不安から、自分が「誰かからいっかんして保護してもらえる」ということに関する信頼感であるともいう。数井みゆき・遠藤利彦(2003)アタッチメント. ミネルヴァ書房 amazon.co.jp/...
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(3)これがアタッチメントの本質だとするならば、最近巷を賑わしている「心理的安全」も、この人間の傾性のなかで説明がつくのかなと思った。アタッチメントを学ぶための良著。数井みゆき・遠藤利彦(2003)アタッチメント. ミネルヴァ書房 amazon.co.jp/...
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曽和利光著「人事と採用のセオリー」読了。採用実務について詳細を理解できるよい本でした。人事の方はもちろんのこと、むしろ、大学生に勧めたい本ですね。人事がどのように考えて採用を行っているかなど、「採用の裏側」を理解できるのではないでしょうか。 amazon.co.jp/...
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(1)行動経済学をひらく数々の研究を為したダニエル・カーネマン(ノーベル経済学賞)による自伝「ダニエル・カーネマン 心理と経済を語る」読了。プロスペクト理論、ヒュリスティクス、バイアス・・・数々の研究のアイデアが、こんな風に生まれたんだとわかり、面白すぎた。amazon.co.jp/...
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最近「人事管理」の教科書を探していたのですが、個人的には、こちらが最も素晴らしいと思いました。僭越ながら、体系性と奥深さを有し、最新の知見をカバーし、かつ、リアルな人事課題をすくい取られています。おすすめの一冊>平野光俊・江夏 幾多郎(著)「人事管理」amazon.co.jp/...
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パーソナリティ心理学の知見がコンパクトにまとまっていて、とても勉強になりました。おすすめの一冊です(助教の田中聡さんに教えてもらいました!感謝!)>小塩 真司 (著)「性格がいい人、悪い人の科学」 amazon.co.jp/...
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読むのが愉しみ!ポチしました。文系大学教育は、いかに「役に立つのか」?>本田由紀(2018)「文系大学教育は仕事の役に立つのか―職業的レリバンスの検討」 amazon.co.jp/...
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「教師の学び」に定量的・定性的に迫った骨太の学習研究>朝倉雅史「体育教師の学びと成長:信念と経験の相互影響関係に関する実証研究」amazon.co.jp/...
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