Okuyama, Masashi ┃奥山真司 さんが紹介しているおすすめ本まとめ

Okuyama, Masashi ┃奥山真司

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奥山真司: カナダ&英大卒。戦略学博士(PhD)。著書『地政学』のほか、C.グレイ著『現代の戦略』、E.ルトワック著『ラストエンペラー習近平』、L・フリードマン『戦争の未来』、ブランズ&ベックリー『デンジャー・ゾーン』など。masa.the.man@gmail.com 動画: https://t.co/2X2x18y7Fx

次はエアパワー。これは主に防研の先生たちによる編著の論文集が中心。ちょっと古いですが『エアパワー:その理論と実践』が基礎。

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グローヴの監修した本はこちらになります。

コーベット海洋戦略の諸原則 amazon.co.jp/...

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マハンの対抗馬としてはやはりジュリアン・コーベット。主著がようやくまともな日本語訳で出版された時は嬉しかったですね。シーパワーはランドパワーの補完勢力というニュアンスの議論をして英海軍の提督たちにはいたく嫌われた弁護士出身の海軍史家・作家の議論。
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マハンはむしろこちらの時事評論などを集めた論考集の方が読み応えあると思います。彼のあまり一貫しない地政学的なビジョンを学ぶ上でも重要です。

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さて、各論に移ります。まずはシーパワーですね。なんと言ってもマハンの主著のこれ。長いし読みにくいので序章だけ読んでもOK。

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戦略思想史でしたら下巻でビジネスものもカバーしているキングス・カレッジのフリードマン教授のものも必読。ただし私は読みどころは上巻に出てくる聖書のエピソードの戦略論だと思ってます。来日した時に本人に聞いたらこの本の完成度はあまり評価していない様子でしたが。

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日本人の戦史家が書いたものといえばこれ。同じ著者たちだと『失敗の本質』のほうがはるかに有名ですが、戦略論の変遷を追いかけている点ではこちらも見逃せません。

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同じ思想史でも、こちらは戦史ごとに戦略がどのように作られてきたのかというプロセスに焦点を当てた戦史家マーレー編集による1994年の論文集。日本語版では文庫版にもなってます。
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上記の本の元になった同じスタイルの論文集。編著者はミードアール。原著は1943年版で、ドイツ地政学についての章もある。ただし訳が硬くて読みづらいのが難点か。86年版と読み比べても良い。
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次のカテゴリーである「戦略思想史」に行きます。『戦争論』の英訳者の一人であるパレットが編集したこの本は戦略研究の講義ではかならず副読本になる思想家たちに焦点を当てたもの。原著は1986年で若きコンドリーサ・ライスがロシアの戦略思想を担当している点が興味深い。
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タイトルは「大戦略」ですが、どちらかといえば戦略の理論そのものに近い議論をしているという点では冷戦史で名高いギャディスのものも外せません。村井さんの訳も良いです。

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ちなみに防大の武田先生は、なんとあのルトワックの主著『戦略論』を訳された一人でもあります。

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「独自の戦略論」でしたら、やはりルトワックは外せません。戦略の「パラドキシカル・ロジック」を提唱して戦略の考え方に革命を起こしております。ただしこの本は本人も認めているように難解なので、私が訳した『中国4.0』などの解説を読んでいただければ(と宣伝)。

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こちらも新装版となって復活です。JCワイリーの戦略論の原点【新装版】 軍事戦略入門 amazon.co.jp/...

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「独自の戦略論」というものでしたらリデルハートの影響を受けつつ「コントロール」という概念を全面に押し出して総合戦略を提唱した、JCワイリーによる小生訳のものを。マイナーでしたが最近は戦略論界隈でもその質の高さが認知されつつあります。
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次は「独自の戦略論」を目指したものというカテゴリーで行きます。議論のあるところですが「間接的アプローチ」を提唱したことで外せないのが英国の元軍人でジャーナリスト・戦史家のバジル・リデルハートのもの。新訳がすっきりしてて良いのと、石津先生の解説本も👍。
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宣伝になってしまいますがマクマスター国家安全保障担当補佐官やマティス国防長官のような戦略の「保守派」たちの考えを知るのに一番良い本はこれです。パワポ嫌いなところもソックリ。現代の戦略 amazon.co.jp/... #Amazon

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では英語圏でのリアルなクラウゼヴィッツの応用例は?となると以下のような高すぎる難解な本になってしまうわけです(苦笑

現代の戦略 amazon.co.jp/...

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上の「教科書」の元ネタは、グレイが自身の戦略研究の講義でも使用していた『現代の戦略』。これは私の訳で2015年に出しました。いま考えれば、中公さんはよくこんなマニアックな本を出してくれたなぁという。新クラウゼヴィッツ主義の立場から多くの議論を縦横無尽に分析。

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@yg_ginjiro 第三版のダイジェスト版でしたらあります。

戦略論 amazon.co.jp/...

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次はいよいよ「教科書」に入ります。なんといってもベイリス、ウィルツ、グレイによるこの本は欠かせないわけですが、残念なのは版が古すぎる(第3版)上に、後半の章がごっそり省略されている点。原著の最新版は22年の第7版が出てますので完訳最新版が待たれるところ。

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ドイツ出身のグラスゴー大学の学者であるベアトリス・ホイザーの『クラウゼヴィッツの正しい読み方』の新装補訂版が出ました。中身は同じですが解説をアップデートし、新訳部分を加えました。副読本・入門書という位置づけですが、むしろ学術史を扱った本気の研究書です。

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こちらはさらに「クラウゼヴィッツはどう読まれてきたのか」というテーマで書かれた、入門書の仮面をかぶった研究書。クラウゼヴィッツの思想の二重性や、有名な概念の使われ方などに詳しいです。これも小生が監訳しております。著者は現グラスゴー大学の女性研究者。
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ちなみにフリードマンの先生の本は8月に出しております。こちらもぜひよろしくお願いします。

クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想

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忘れておりました。こちらもあります。短いですが内容はかなり濃いめのマシマシです。クラウゼヴィッツ: 『戦争論』の思想 amazon.co.jp/...

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原典を読んだら、次は解説書。といってもこれは短いわりにかなりレベルが高いものです。英訳版を監修した故マイケル・ハワード卿による解説本です。翻訳は小生が担当しました。クラウゼヴィッツの生涯と、戦略とアートとの関係性についての分析は秀逸です。
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まずはやはりクラウゼヴィッツの『戦争論』から。篠田版、清水版、レクラム版などありますが、最新のものとして加藤先生の縮訳版がおすすめです。ただし同先生の全訳版がもう少しで出るという噂もあります。長いのでエッセンスが書かれている第一編第一章だけでも十分かも

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昨晩紹介した、テクノロジーの発展を阻害する要因を指摘する『効率性のパラドックス』。新技術は①頑固な問題、②市場での争いに負ける、③社会的に受け入れられない、などの理由で進化が遅れるという話。
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デンジャー・ゾーン 迫る中国との衝突 amazon.co.jp/...

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