ジロウ さんが紹介しているおすすめ本まとめ

ジロウ

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よく知らない街でとくに予定がない。◇中井治郎 https://t.co/pTc7A4SL7M ◇23年春から関東へ。しばしば京都にもおります◇連載 これからの<京都らしさ>https://t.co/OqDFQixSuV ◇お仕事の連絡はDMまで ◇質問箱https://t.co/oEtmkTXWbQ

新装版第5巻収録。まじめ一筋の中年男性が子供の頃から温めてきた憧れ(伝説のアメ車)にむけて悪戦苦闘する無邪気な大人の青春物語が丁寧に描かれて、やっと手に入れた!と思ったら、そこから彼の人生がその車に呑まれてしまい彼の大切なものが崩壊し始める。すごい話だ……

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件のテーマは第4章。都会で肥大した自由と自己に向き合う日々に疲れ果てた主人公が、ついにニート生活を終えて「規則ずくめの生活万才!監視された魂万才!」と大喜びしながら従軍していくクライマックスは感動的ですらある。読ませてあげたい幾人かの若者の顔を浮かびました

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「お父さんお元気ですかフィリピンの女の乳首は何色ですか」

いずれも自らの内面にべったり沈んだ澱に素手を差し入れる凄みに圧倒されますが、とくに議論を呼んだこの歌をはじめとする父への一連の歌は息を呑むやるせない刃。

うはー、短歌いまこんなことになってんの。

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京都タワー。なんで古都にあんな奇妙奇天烈なタワーが建ったのか?という不思議は京都の観光史を考えるうえで重要になるので拙著で解説してますね。実は東京オリンピック・新幹線開通に合わせてできました。そして電波塔である東京タワーなどとちがって純然たる観光タワー。

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日本の巨大怪獣は訪れた街のシンボルを破壊することで知られていますが、さすがの巨大怪獣も京都で寺や神社や御所を踏み潰すのは躊躇するらしく、その代わりに京都駅周辺の目立つ建物を破壊して帰る習性があります。その辺のこともちらっと書いてます

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僕が苗字を変えたというと、「(主に男性から)ニヤニヤしながら新姓で呼ばれる」という事態が発生するのですが、なぜ「ニヤニヤ」が発生するのか、その背景と構造についても1万字ほど書いてます。

日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ (PHP新書) 中井 治郎 amazon.co.jp/...

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そういうのも入ってる本です!(慌てて宣伝

日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ (PHP新書) amazon.co.jp/...

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現代は恋愛が自由化・個人化する一方で(それだからこそ)結婚が神聖視されるようになってるよねということも書いてあるので「どういうこと!?」と思った人はぜひこの本を読んでみてください。
日本のふしぎな夫婦同姓 社会学者、妻の姓を選ぶ / 中井 治郎 amazon.co.jp/...

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タイトルを構成する文字に見事に1文字たりとも最悪でない文字がなくて、無駄なく美しいタイトルだなと思ったの。

ガチ恋粘着獣 ~ネット配信者の彼女になりたくて~ 1巻 (タタンコミックス) amazon.co.jp/...

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最近この手の若者の自意識の話を聞いてるとまずサレンダー橋本さんの漫画を思い出す。毎回タイトルが呪いみたいに的確なんだが、これ編集者が考えてるのかなあ。

恥をかくのが死ぬほど怖いんだ。
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でも、実際、社会学周辺でもノスタルジー研究って、ナショナリズムの議論に包摂されてしまったりして、ながらく大きな動きのないジャンルなんですよね。いまだに「ノスタルジアといえば」というと、かならずフレッド・デーヴィスから始まるし。

ノスタルジアの社会学
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最近のだと、ノスタルジーについて人文/社会科学系のさまざまな角度からの論考が寄せられているので、まだ関心が漠然としている学生さんなんかはこちらを読むと自分がどの角度から考えたいのか分かるかなと思いました。

ノスタルジーとは何か
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なので、いまある伝統的な宗教のなかで変わってこなかったものなんてひとつたりともないし、そうでないものはもう滅んでますね。

そんな宗教的伝統への夢で胸がいっぱいのあなたにぜひこの本を。古典ですがめっちゃ面白いです。

神々の明治維新―神仏分離と廃仏毀釈
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ツイッターじゃん。夜中のツイッターじゃん!ってツイッターが出てきたら思ったので、ツイッター文芸に慣れてる人、めっちゃ合うと思う。

一千一秒物語―稲垣足穂コレクション〈1〉 (ちくま文庫) amazon.co.jp/...

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一貫したムードを保ちつつ詩とも小咄ともつかない文章群という作品形態はダンセイニの『51の物語』に着想を得たものらしいけど、もし僕が「足穂の一千一秒物語読みました!他にもああいう感じの本ないですか?」と聞かれたら、ボルヘスの『怪奇譚集』を勧めると思います。
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その辺のことはこの本に詳しいです。僕のパオを組んでくれた大阪のパオ屋さん(正確にはパオをはじめとする日産パイクカーのカスタムを専門とする工場)が、パオを好きすぎるあまり件のデザイナーさんに本を書いてもらって出版したというパオ愛の塊みたいな本。

パオのキセキ
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これ、これまで読んだ戦記物のなかでだんとつに面白かったのよ。米軍海兵隊の手記なんだけど、日本兵にとってはもちろん、アメリカ兵にとっても史上最悪の戦闘だった。

ペリリュー・沖縄戦記 (講談社学術文庫) amazon.co.jp/...

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もう少し読みやすいものだとこの辺り。

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夫婦別姓に絡む本ではこれがちょっと面白い。このテーマでは婚姻届を出す側の発信がほとんどですが、これは珍しく「夫婦別姓で婚姻届を出された」市民課職員の困惑。たしかに困るだろうと思う。

『自治体職員のための政策法務入門 2夫婦別姓の婚姻届が出されたら 』
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