「あの風船売りは私たちと同類さ。だけど迂闊に近づかない方がいい。風鈴売りや私と違って、彼女は物騒な仕事専門だから」
「あの風船の中にいくつもの危険な師尸を飼っている。……それで何をするかって? 殺すのさ。邪魔な神様をね」緋花-『風船売』より
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彼女が取り出したのは呪符のような奇妙な巻物図だった。先ほどの化物絵と違い、本物の禍々しい気配が伝わってくる。絵師はニヤリと笑う。私の想像通りらしい。喉が乾く。寒気と震えが止まらない。
この巻物には“なにか”が封じ込められている。
緋花-『百鬼夜行譚』より
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「いいだろう。だが――、師尸を封じ込めたこの面を受け取ればもう後戻りはできない。本当にその覚悟はあるのか」
お面屋は髪をかき上げ、額から生えた角を見せた。
「“師尸屋”になるということはこういうことだ。契約の代償はいつかお前を蝕むだろう」
▼続きは画集で▼
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